運輸安全マネジメント
東交観光バス株式会社は、安全輸送を確保するため、役員及び全従業員が一丸となって取り組み、お客様に快適な輸送をご提供いたします。
安全方針
「毎日が安全運動」
人身事故ゼロ 思いやり運転の励行 法令順守
安全宣言
毎月15日を「東交(105)の日」として安全宣言日と制定
運輸安全マネジメント
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輸送の安全に関する基本的な方針
(1)輸送の安全確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たします。また、安全管理体制が適切・円滑に運営されるように各部門に対して、確実な指示を行います。
(2)営業現場における安全に関する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を踏まえつつ、全従業員に対して輸送の安全確保が最も重要であるという『安全最優先』の意識を徹底させます。
(3)会社は、輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善(Plan Do Check Act)を確実に実施し、安全対策の不断を見直すとともに全従業員が一丸となって業務を遂行することにより、絶えず輸送の安全性の向上に努めてまいります。また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表いたします。
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輸送の安全に関する重点施策
輸送の安全に関する方針に基づき、次に掲げる事項を実施いたします。
(1)輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守いたします。
(2)輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行ないます。
(3)輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正・改善措置及び予防措置を講じます。
(4)輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を速やかに伝達し、共有いたします。
(5)輸送の安全に関する教育及び研修の具体的な計画を策定し、これを適格に実施いたします。
(6)産業医の指導のもと、健康管理の充実により事故防止を図ります。
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輸送の安全性に関する目標と達成状況
(1) 有責重大事故「ゼロ」
(2) 飲酒運転の防止
飲酒運転防止のために、乗務前の点呼で文書による申告とアルコール検査を実施しております。 また、宿泊稼働等で対面点呼を行なえない時はテレビ電話と検査器を用いたアルコール検査を行ない、飲酒運転を防止しております。(3) 「ヒューマンエラー」による事故の防止
講習会の中で最近の「ヒヤリ・ハット」事例をあげて共有化し、その後に活かすように周知徹底を図っております。(4) 乗務員の教育
所轄警察署の交通課に指導いただき、安全運転教育を年に2回以上行っております。(5) 運輸安全マネジメント体制の維持
運輸安全マネジメント体制を維持するための必要な教育の実施と適正な人員配置をいたします。(6) 法令遵守に関する業務監査及び内部監査の実施
貸切バス適正化センターの適正化事業指導員による巡回指導と他部署による内部監査を実施して、業務改善しております。 -
輸送の安全に関する計画
輸送の安全に関する目標を達成すべく、次のとおり輸送の安全に関する計画を策定いたしました。
(1)教育関係
安全管理体制の構築・改善に必要な教育を実施するために、教育実施者(安全統括管理者)を外部セミナーに参加させて知識の向上を図り、以下の教育を実施します。
①乗務員に対しては、年間教育計画に基づき教育を実施
②指導運転士による実車を使用した実技教育により、運転技術の向上
③適性診断の計画受診、受診結果を基にした事故防止の指導
④健康診断の受診による健康管理の指導(2)内部監査
自社の監査員を選任して実施。 監査は以下の項目で行う。
① 経営トップのコミットメント
② PDCAサイクルの実施状況
③ 関係法令の遵守状況
④ 安全管理規程等への適合性
⑤ 重点施策等の実施状況及び有効性
⑥ 安全管理体制に係る規程類の作成及び維持管理
⑦ 前回の指摘事項に対する改善状況(3)安全運動
①春の全国交通安全運動(4月下旬)
②夏の事故防止運動(7月)
③秋の全国交通安全運動(9月下旬)
④年末年始自動車輸送安全総点検運動(12月上旬~1月上旬)(4)経営トップによる立ち会い指導
経営トップによる現場視察により潜在的課題を共有し、安全最優先の原則の徹底、現場との双方のコミュニケーションを確保して風通しの良い社風を構築
【安全の輸送に関する費用実績 】
(内訳)
① 安全に関する取り組み 543万円
・健康診断、 脳ドックの実施
健康診断は生活習慣病健診の検査と腹部エコー検査を実施しています。また、脳ドック(頭部MRI・MRA)検査を年1回実施して健康管理を徹底しています。
・睡眠時無呼吸症候群のリスニング検査
・研修・教育の実施
安全に関する研修・教育は、全社を挙げて取り組み、全社講習会・個別研修を通じて、全従業員に周知の徹底を継続してまいります。
② 最新車両の導入
衝突被害軽減ブレーキ等の安全装備装着車への代替を進めます。
③緊急時の連絡体制の充実 473万円
現在、全車両に携帯電話は積込み済ですが、IP無線機を追加整備して常に連絡をとれる体制を確保し、合わせてGPSを用いて車両の位置が確認できるシステムの整備を完了しました。
④新型コロナウィルス感染症対策 15万円
5類感染症移行後も、アルコール消毒液(手指用も含む)の常備、不織布マスクの着用費用などを計上して、予防対策を継続しております。
改善済の設備等
・デジタルタコグラフ、ドライブレコーダーの装着
・アルコール検知器を高性能型に更新して、データを一管管理
・新型コロナウィルス感染症の対策として、プラズマクラスターをエアコン内に装備、抗ウイルス・抗菌加工の実施
新任運転者の『安全運転の実技指導』
入社から乗務まで
入社 ➡ 座学教習 ➡ 初任診断 ➡ 実技教習 ➡ 乗務開始【座学教習】
①初任運転者指導項目
②危険予知トレーニング(KYT)
③事故事例、事故発生個所の検証【初任診断】
外部機関による初任診断(適正診断)の受診【実技教習】
20時間以上 ※個人により教習時間は延長いたします。(技量の習熟度、自信が持てるまで指導)
①指導運転士による添乗指導
②高速道路、都市部、山間部、狭隘路 等、各所における運転操作ならびに対応技術の習得
③チェーン講習
④緊急時対応方法(非常口、発煙筒、等)
⑤ドライブレコーダーを利用した運転指導
運転者年間教育計画
月 教育内容 4月 ・事業用自動車の運行及び旅客の安全を確保するために遵守すべ き基本的事項
・春の交通安全運動の実施項目5月 ・主として運行する路線もしくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況 6月 ・危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法
・非常信号用具・消火器及び非常口の取扱い7月 ・ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全運転 8月 ・乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項
・乗務記録等帳票類の記載方法9月 ・旅客が乗降する際の安全を確保するための留意すべき事項
・秋の交通安全運動の実施項目10月 ・健康管理の重要性と生活指導(定期健康診断の受診を含む)
・服務規律等社内規定の遵守11月 ・安全性の向上を図るための装備を備えたバスの適切な運転方法
・異常気象時における対処方法12月 ・年末年始輸送安全総,点検の実施項目・全社員安全講習会の実施
・ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有1月 ・運転に関する関係法令等(道路交通法、道路運送法、運輸規則等)
・交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法2月 ・事業用自動車の構造上の特性及び日常整備点検 3月 ・事業用自動車の運転時の心構え ※冬期の急な積雪にも対応できるように、タイヤチェーンの点検、装着研修を事前に行ない準備しております。
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輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統
運輸安全マネジメント体制組織図及び事故処理連絡体制により迅速に対応します。
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安全管理規程
社長は輸送の安全の確保に関する最終的な責任を有する。また、輸送の安全の確保を遵守するために安全統括管理者を選任して
① 輸送の安全の確保するための施策・目標及び計画を策定して、管理体制を維持する。
② 関係法令等の遵守と輸送の安全の確保が最も重要であることを全従業員に徹底させるために、必要な教育や研修を行う。
③ 輸送の安全の確保するために、運行管理と整備管理が適正に行われるように運行管理者及び整備管理者を統括管理する。
④ 輸送の安全の確保の状況を把握するために、定期的に内部監査を行い社長に報告し、改善することがあれば意見を述べる等を行い、改善策を講じる。
以上の責務を与え、輸送の安全性の向上を図る。
安全統括管理者に係る情報 安全統括管理者 渡辺 浩幸 -
輸送の安全に関する内部監査及び改善措置
(1)内部監査での指摘・改善事項は監査報告書にして、社長に結果報告する。
(2)安全統括管理者は、監査報告書の指摘・改善事項の必要性等を検討して、経営トップに課題、提案を含めて報告する。
(3)常に見直しを実施し、継続的改善して安全指針等の改訂を行う。
令和6年7月1日 更新
東交観光バス株式会社
代表取締役 濱野徳司