福祉事業について
昭和54年よりリフト付送迎バスで、目黒区内の福祉施設の輸送を開始し、40有余年の福祉輸送の実績と信頼にささえられて、社会に貢献させていただいております。 現在の福祉輸送の実績は、東京都、杉並区、目黒区の官公庁をはじめ社会福祉事業団等の民間施設の福祉輸送に携わっております。
障害福祉施設送迎に関する取り組み
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安全運行に向けた取り組み
走行中における安全性の確保や運転技能の向上・法令順守促進体制の構築のために以下の事項を実施しております。 また、会社として日本バス協会の貸切バス事業者安全性評価認定委員会より3つ星(最高ランク)の安全性評価認定を受けています。
①大型車の車両特性を体験する運転技能講習を車両メーカーの日野自動車に依頼して実施しております。
②運転士には定期的に適性診断を受診させ、運転の傾向を把握した安全運転指導を行っております。
③ドライブレコーダーのヒヤリハット事例や実際の事故等の映像で確認する防衛運転指導を行っております。
④道路交通法の遵守及び安全運転の講習会を警察署交通課の指導で実施し、安全意識向上に努めております。
⑤リフト装置は、整備士が日常的に確認、作動状況に関してはリフトメーカーが定期点検を行なっております。乗務員には、リフトメーカーによるリフト操作・緊急対応方法等の教育を定期的に実施しています。
⑥車椅子の安全な固定のために、多種多様の固定金具・ベルトを用意してあらゆるサイズの車椅子に対応できる体制をとっています。
⑦安全にご乗車いただくために、突起物・障害になりそうな場所には、ウレタン等でカバーを施しています。
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乗務員研修の内容
障害者への知識や理解を深める為、特別支援学校の先生や療育センター職員様にご協力をいただき、毎年、全担当乗務員に“障害の特徴" “問題行動の対応法"などのテーマで講習会を開催して、ご指導いただいております。
【過去3年間の講習会のテーマ】
・障害がある児童
・生徒の理解と対応及び人権尊重
・自閉症発達障害について ~障害の理解と関わり方の基本~
・障害への理解を深める ~障害者をめぐる見方・制度の流れと課題~ -
安全運行に向けた取り組み
災害発生時の対応
・震災時他、車内での長時間の待機に備え全車両に『備蓄用飲料水』を旅客分以上常備しております。 また、体温低下を防ぐ保温毛布や簡易医療セットも積載しております。
・東京消防庁の指導で心肺蘇生や止血法、AEDの使用方法等の救命講習を全社員受講し、技能認定証を取得しております。
・大震災害発生時の『乗務員用初動マニュアル』を備え付け、的確な初動対応が取れる様訓練しております。運行管理体制
・乗務員には常に報告させる意識づけを行なっており、都度の口頭報告の他に、終業点呼時には、その日の運行状況や車内の様子等を書面を持って報告させ、営業・本社経営陣まで回覧することで情報を全社で共有しております。この事により、担当部署での的確な対応を行なっております。
・担当する乗務員及び車両は担当制を採り固定配置し、班長制をとることで施設との連携を一本化して、施設との連携を強化します。乗務員への健康指導の体制
・定期健康診断は、年1回以上法定健診より検査項目が多い生活習慣病健診、脳ドック、腹部エコー検査を実施し、健診後は、衛生管理者が結果を基に健康状況を把握して、個人的に指導し、産業医と連携して健康維持に努めています。
・冬期に発生するインフルエンザに備えて、流行前に乗務員はワクチンを接種し、 感染予防を徹底させています。
福祉車両
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大型リフト付きバス
側面中ドアが開くことができ、電動リフト装置で車椅子ごと乗降可能。車椅子の安全な固定のために多種多様の固定金具・ベルトを用意しているため、あらゆるサイズの車椅子に対応可能。
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中・小型リフト付きバス
後部ドアに設置された電動リフト装置で車椅子ごと乗降可能。車椅子の方と通常座席も用意しているため、どちらも対応可能。